この支援のサマリ

🌀 クライアントの課題

  • 定期的にインフラコスト最適化を実施してきたが、さらにもう一段下げたい
  • どこに削減余地が残っているのか、コスト構造を可視化して特定したい
  • 提案だけでなく、調査・実装・削減効果の検証まで一気通貫で任せたい

✅ 実施した支援内容

  • Azureのコスト分析よりボトルネックの特定
  • HDInsight Kafka → Azure Event Hubs への移行
  • 不要な周辺リソースの整理
  • 削減効果の検証

🔥 支援での成果

  • 約2週間の工数で、Azureインフラコストを約34%、年間にして約600万円を削減
Azureクラウドコスト削減支援のイメージ

保育・教育領域で複数の自社サービスを展開するicuco株式会社。その一つ、保育ICTサービス icuco®︎book は、Java / Spring Boot で構築され、Azure 上の AKS(Azure Kubernetes Service)上で安定稼働しています。

icuco®︎book の運用・保守は、弊社サービス、月額の外部開発チーム「テクカリ」が継続的に伴走支援しています。普段の支援の全体像は、別記事 保守コスト60%削減・タスク消化数1.7倍を実現 でも紹介しています。

インフラコストの最適化も、支援のなかで継続的に取り組んできたテーマです。今回はその延長として、コスト構造をあらためて調査・分析し、ボトルネックだった HDInsight Kafka の Azure Event Hubs への移行を実施。普段の保守を続けながら、追加の工数およそ2週間で、月額コスト約34%(年間約600万円)の削減を実現しました。

HDInsight Kafka の Azure Event Hubs移行

今回の取り組みは、支援の中で行っているコストモニタリングがきっかけでした。Azure のコスト分析データを日次・リソース単位で分析したところ、定期的に最適化されてきたデータベースや仮想マシンとは対照的に、メッセージ基盤の HDInsight Kafka は手付かずのまま残っており、トラフィックにしては過剰な月額およそ30万円を超える費用がかかっていることが分かりました。

そこで、HDInsight Kafka の Azure Event Hubs への移行を削減施策として提案しました。Azure Event Hubs の Standard Tier への移行で、月あたり約30万円規模の削減が見込まれること、そして互換性や本番環境のトラフィックの調査結果に応じて切り替える複数の移行プランとそれぞれの削減見込み、投資対効果をあわせてご提案しました。

この提案をご承認いただいたのち、2週間ほど工数を追加して本格的な移行に着手しました。互換性の調査、本番トラフィックの流量を実測し、Standard Tier の最小構成(1TU)でも十分な余裕があることを確認し、Azure Event Hubs への移行を実施しました。

移行後は、安全をみて高めの容量から始め、モニタリングを行いながら 1TU へと段階的に下げていき、最終的に最小構成での稼働を実現しています。

移行に伴って不要になった周辺リソースの整理も合わせたことで、削減効果は当初の見込みよりも大きく、Azureの月額コスト約34%(年間約600万円)の削減を実現できました。普段から運用・保守を担う同じチームが、インフラコスト削減施策の提案から実装・削減効果の検証まで一気通貫で進めることで、短期間でのコスト削減を実現できました。

💬 クライアントの声

icuco株式会社 代表取締役 柳瀬様より、支援に関するコメントをいただきました。

クライアントの声

インフラコスト削減への協力ありがとう御座います!

コスト削減や開発の要望を伝えると、いつも複数案を提示いただけ助かります。 特に改修途中で発生すると考えられる課題を、事前に検討してくれる精度が高いので安心してお任せできます。 Deploy時のテストも影響範囲を網羅したテストケースがしっかりと用意されるので、社内のテスト工数も削減できますし、Deploy後もモニタリングを続けてくれるので安定した運用ができる様になりました。

スピードだけでなく、品質とコストが非常に優れているので、全てのフェーズをお任せできるパートナーです。

icuco様の保育系SaaSプロダクトは、安定した運用のもとで着実に進化を続けています。 弊社は技術パートナーとして、プロダクトの成長と運用改善を引き続き支援してまいります。

月額の外部開発チーム「テクカリ」とは

戦略立案からデザイン・開発・運用まで、プロダクト開発で生じるさまざまな課題をチームで一気通貫に支援する、月額制の開発チームサービスです。

社内に開発組織があるような感覚で、事業のフェーズや変化に合わせて柔軟に開発を進められます。

まずはお問い合わせページより、お気軽にご相談ください。